学力向上フロンティアハイスクール
4グループの活動
3グループと4グループは、それぞれ『習熟度別指導による指導方法の改善・充実』、『教材開発、指導方法の改善・充実』ということを目指した活動をしています。
勿論、『わかる授業の徹底』を図るための教材開発です。
細かいところは当然違いますが、指導方法の改善・充実という点では共通点があるので、今は3・4グループとして同一グループになって活動しています。
初期の段階では6グループもありましたが、4グループに吸収され3・4グループとなっています。
このページの最後にある
情報科の取り組み(Web教材やWebドリル)も他教科で行う価値はあると思います。
英語科では、習熟度別授業で利用する演習問題を作成しています。
共通問題の他に、同じ学習単元で難易度の異なる演習問題を作成しています(この写真では分かりませんが・・・・)。
『ヒアリングマラソン』など、英語関係でマラソンシリーズはアルクの教材が有名ですが、この写真で紹介している活動は、本校で行っている『リーデングマラソン』という活動です。
例えば、教科書を読んでいくリーディングマラソンなど、各学校で独自のリーディングマラソンを行っていることと思います。
本校で行っている『リーディングマラソン』は英語Ⅱの教科書や授業で扱った英文以外で、自分で探して読んだ英文の単語数を記録していく活動です。
昨年は年間で10万語を突破した生徒が数名出た他、この授業を選択している生徒の大半が5万語以上を読破しました。
「リーディングマラソンを行ったおかげで、英語が好きになった」とか、「英語を読むコツが分かってきた」というような感想を述べた生徒が多いです。
数学科でも、英語科同様に習熟度別授業で利用する演習問題を作成しています。
共通問題の他に、同じ学習単元で難易度の異なる演習問題も作成しています。
左の写真は国語科で取り組んでいるものです。
小論文対策として、色々な文章が書けるようになることを目指しています。
課題は色々なものがありますが、例えば左の写真では『自分取り扱い説明書』という課題です。
これは自分の趣味や長所を活かして、身体の部分を売り込む広告を作るというものです。
『足が速いのでホノルルマラソンに参加できる』とか『私の口は思ったことが直ぐに英語になって出てくる便利な口だ』など、自分の体の何処を売り込むか、どのようにアピールするかなどのプレゼンテーション能力も必要になってきます。
『使用上の注意』や『仕様書』などにまとめる学習をします。
当然、どのようにまとめるかということも重要になってきます。
理科でもできるだけ具体的なものをいろいろ見せるということを主眼にして授業を行っています。
例えば、左の写真は酸化還元反応のところで見せるもので振ると色が変わるフラスコの例です。
顕微鏡で観察するなど実験も重視しています。
地歴・公民科での展示内容です。
この写真は異なる衣装が並んでいるので違和感がありますが、実際には別々の授業で使いました。
浅葱色のだんだら模様の羽織は、皆さんもご存じの新撰組の必須アイテムですね。
こういう小道具をちょっと持っていくだけで、生徒の興味関心は強くなるものです(実際に授業を行った者の実感です)。
北アフリカ(マグリブ)の民族衣装です。
帽子が非常に特徴的で『フェズ帽』といいます。
歴史の授業でイスラム史を学習するときに、この衣装をまとったり、帽子をかぶったりして説明したこともあります。
生徒の食いつきが断然違いました。
授業中に帽子を回したら、生徒もかぶって上機嫌でした。
上の2枚と左の写真は、教員手作りの教材です。
この手書きの教材は『巻物』のようになっていて、必要なところだけを見せることもできます。
この写真のように全体像を見せることもあります。
板書も行いますが、この教材を用いて、「今はここのあたりを勉強しているんですよ。」という感じで示す役割を果たしています。
脇にたくさん展示してある写真は、勿論、教員が海外旅行をして撮影してきたものです。
教科書や資料集の写真も有効ですが、実際に現地に行って撮ってきた写真を見せれば、教科書以上の効果があります。
左のアルバムもそうですが、本校教職員が海外旅行して撮影してきた写真です。
このような写真などを授業中に見せることによって、生徒の興味関心を高める努力をしています。
勿論、その時に仕入れてきた『話題』を授業に取り入れれば、授業に厚みが出てきます。
上の写真と同じことがいえますが、『実物』または『実物に近いレプリカ』を見せることにより、生徒の興味関心を高める努力をしています。
左の写真は『黒曜石』です。
石器(旧石器・打製石器)の原材料として知られている黒曜石ですが、写真のものは原石を削ってナイフのようにしたものです。
この教材は、日本史の最初の方の授業で使います。
やはり、実際の黒曜石でナイフ状に削って作ったものを見せれば、教科書だけで勉強したものよりも印象が違います。
写真の黒曜石の下に敷いてあるものは通常の紙ですが、ご覧のように結構きれいに切れます。
メソポタミアの円筒印章(紀元前2600年頃)のレプリカです。
これは古代オリエント博物館にて購入したものです。
粘土の上をころころと転がすことによって、一定の形を作ることができます。
ご存じのように個人を特定するための印として利用されました。
これはレプリカですが、資料集等の写真よりは、現実感を味わえるものと思います。
同じような説明ですが、やはり、授業の印象は強く刻まれると思います。
情報科では、本校教員が作成した自作Webテキスト(『情報教育遠隔講座』)を用いて授業を行っています。
紙のテキスト(いわゆる教科書)も使いますが、Webテキストを主体として、関連プリントも配付し利用しています。
この活動は1999年(授業としての活用は2000年)から行っています。
授業でも説明をしていますが、自学自習ができるようになっているので、学内オープンスペースのパソコンや自宅でも学習ができるようになっています。
写真右側の掲示物は、本校での情報の授業内容を紹介した記事(『一橋情報』・一橋出版)です。
左の写真のパソコン画面は自作Webテキスト(『情報教育遠隔講座』)のトップページです。
自作Webテキスト(『情報教育遠隔講座』)に関しては、左の写真のパソコン画面を見るよりも
ここをクリックして、該当ページを訪れて下さい。
情報担当は他教科でも同様の活動が行われることを期待しています。
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