*** 『桐for Windows』を用いた生徒による栄養計算システムの作成 ***  
   
 データベースソフト・『桐 for Windows(以下、『WIN版・桐』)』を用いて、『栄養計算システム』の作成を行います。
データが古いことはともかく、プログラムの方は前任校で10年程前に作成した『DOS版・桐』の一括処理ファイルを私は今でも大切に持っております。
これを修正すれば比較的短時間に『WIN版・桐』で動作するものができると思います。しかし、ここでは私が作成するのではなく、生徒(ワープロやホームページの作成はできるが、データベースは初めてという本校パソコン同好会の生徒)に参加してもらい、データベースに関してほとんど知らない状態からどこまでできるかを研究していきたいと思っています。

最初の数回は、栄養計算システム作成のためのプログラミング(『WIN版・桐』では一括処理といいます)の説明はせずに、『WIN版・桐』の操作方法、いわゆる会話処理にについてお話しします。その後、徐々に一括処理を用いてシステムの作成に入っていきます。

それでは、まずデータベースとは何かということから説明しましょう。第1回目をクリックして下さい。

<<数回分の作業計画(本テキスト)を作成後に考えたこと>>
 以前、私が入力して作成したデータベースは『四訂・日本食品成分表』のものです。
日本食品成分表に関しては、1997年に『五訂・日本食品成分表(新規食品編)』が公表され、その後、2000年11月に『五訂・日本食品成分表』が発表されました。
 今回の改訂で『成分表に記載されている食品の加除および測定値の変更』『食品番号の変更』『別表または四訂フォローアップUなどとして標記されていたビタミンD、E、飽和脂肪酸、コレステロールの追加』などの他、新たに『葉酸、パントテン酸などのビタミンが追加』されました。
このように、かなり大幅な改訂なので最終的にはデータの追加・訂正も行わなければなりません。
 また、今後、今回の研究成果の進展とともに、成分表データに関する転載・複製に関する認可確認を行わなければならないので、こちらの方はデータ更新後に『文部科学省・科学技術・学術政策局政策課資源室』に確認する予定です。
 
 
  第1回 食品成分表に関するデータを入れる入れ物を作る(表定義の方法)  
  第2回  作成した『食品成分表(テーブル、表ファイル)』へのデータ入力(行追加・行訂正・行挿入)  
  第3回  作成した『食品成分表(テーブル、表ファイル)』から該当する食品NOの食品データを引き出す(検索・絞り込み)  
  第4回  個々の食品データの表示・訂正をする方法(フォームの作成)  
  第5回 プログラミングの基礎  
  第6回 食品番号(食品NO)入力画面を考える(前回の課題の発展)  
  第7回 前回作成の入力画面を使って食品番号を入力し該当の食品を表示する  
  第8回  食品番号で選択した食品のデータを一時保管する   
  第9回 作業用ファイルを編集する一括処理&メインメニューの作成   
       
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