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前回までは食品成分表のテーブル内の全ての食品データが表示されていました。今回ここでは、『WIN版・桐』の『フォームの作成』という機能を利用して、これを個々の食品毎に表示する方法を考えます。 『表ファイル』はデータを蓄積・保存したもので、データベースの本体でした。ここで説明する『フォーム』とは保存されているデータを色々な形で表示するために用いるファイルです。 『フォーム』を用いるためには、あらかじめ、どのような形でデータを表示させるかを決めなければなりません。つまり、『フォームの定義』をしなければなりません。 『フォーム』定義、一つとっても多くのことを理解し、使用しなければならないのですが、ここでは、『フォーム』の定義の方法(簡易生成機能のみ)を説明します。
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1. | 次の画面は『WIN版・桐』の初期画面です。 この初期画面右上にある『ファイルパレット』というボタン(メニューバーのファイルと書いてあるすぐ下のボタン)を押します。 |
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2. | この画面を『桐ファイルパレット』といいます。 画面に見られるように、『表ファイル』、『結合表ファイル』、『フォームファイル』、『レポートファイル』、『一括処理ファイル』など種々のファイルの操作に利用します。 それぞれの種類のファイルを新規作成したり、ファイルを開いて利用したり、ファィルの定義を変更したりなどは、この画面から行うことが多いです。
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3. | 画面表示及び訂正用のフォームを作成したいので、上の画面から、『フォーム』と書かれているボタンをおした後、更にフォルダを『栄養計算』というフォルダに変えて、次の画面のようにした後、『新規作成』と描いてある部分をダブルクリックします(新規作成を表す『白紙のアイコン』をクリックしてもよいです)。 |
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4. | フォームファイルの名称とファイルを保存するフォルダを決めます。 前回までに作成した『成分表ファイル』は『栄養計算』という名のフォルダに保存したので、ここで作成するフォームファイルも『栄養計算』というフォルダに保存することにします(3.の作業でフォルダは『栄養計算』フォルダに変更済み)。 ファイル名の欄は『表示訂正用.wfm』と入力し、『作成』ボタンを押します。フォーム用のファイルの拡張子は『wfm』であり、ファイル名としては『表示訂正用.wfm』となります。 ピリオドと拡張子を省略しても、『WIN版・桐』が勝手につけますので『表示訂正用』とだけ入力してもよいです。 |
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5. | 画面が変わって、次のようになります。『白紙→フォーム定義』という、白紙のフォームから、つまり、全く最初からフォームフィルを定義することもできますが、ここでは『簡易作成』という機能を使いましょう。 次の画面は最初の状態ですが、ここでは今後のことも考慮して『カード(ダイアログ)』を選んでみましょう。 |
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6. | カード(ダイアログ)を選んだ後に、『次へ』ボタンを押して下さい。 |
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7. | 画面が次のように変わりますので、説明を読んでから、再び『次へ』ボタンを押して下さい。 |
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8. | 使用する表ファイル名を入力します。表ファイル名という欄に直接入力してもよいですし、『参照』ボタンを押して表示されるファイル名の中から選んで決めることもできます。 |
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9. | 『参照』ボタンを押すと、次のような画面になりますから、右側の欄から必要なファイルのアイコンをダブルクリックします。 ファイル名の欄に必要なファイルの名称が入ったら、『OK』ボタンを押して下さい。 |
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10. | 画面が変わり次のようになりますので、確認後、これでよければ更にもう一度『次へ』ボタンを押して下さい。 |
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11. | 画面が変わり、フォーム中に表示する項目名を選択するダイアログが開きますので、必要な項目を選択します。 ここでは、全ての項目を表示させたいので『>>』ボタンを押せば、一度に全ての項目を選択することができます。 項目を一つずつ選択する場合には左欄の項目名欄の中から使用したい項目をクリックして反転表示させた後、『>』ボタンを押せばできます。 |
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必要な項目を全て選択(つまり、右欄の使用する項目という欄に全ての項目が指定)したら、『次へ』ボタンを押して下さい。 |
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13. | フォームのデザインは次の12種類から選択することができます。この説明では赤枠の中のデザインを選んでみました。 12種類の中に気に入ったものがなければ、とりあえずどれかを選んでおき、後から修正して自分なりのデザインのフォームにすることもできます。 『作成したファイルを編集/定義どちらで開きますか?』と書いてある部分は、文字通り、『完了』ボタンを押した後すぐにデータの編集に入る場合は『編集』を選択、デザインを若干訂正したい場合には『定義』を選択します。 デザインが決まり、ファイル定義後の処理方法が決まったら、『完了』ボタンを押して下さい。 この後、すぐに修正するわけではありませんが、『定義画面』がどのようになっているのかを一度見てみたいので『定義』という方にチェックをして『完了』ボタンを押すこととします。 |
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14. | これはフォームファイルの定義画面です。 『食品NO』、『食品名』などの項目名の位置や大きさ、各データを表示している枠の大きさなどを変更することができます。また、フォームそのももの大きさも変更可能です。 ここでは、画面下方にある2つのうち、右側のボタンを押すと、フォームを閉じるように変更してみます。 上の説明画面には表示されていませんが、『カード(ダイアログ)』形式で定義しましたので、スクロールバーをドラッグするとカード右下方に2つのボタンがあります。 このように画面上に貼り付けられた『ボタン』や『入力・表示用の枠』のことをオブジェクトといいます。オブジェクトはその属性(プロパティ)を変更することにより、ボタンに説明を表示させたり、フォームを閉じさせたり、色々なコマンドを実行させたりすることが可能になります。 |
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15. | 前出したように、右側のボタンを押すと、このフォームを閉じるように属性(プロパティ)を変更してみましょう。 オブジェクトの属性(プロパティ)を変更するには、属性を変更したいオブジェクト上にマウスを移動し、右クリックして表示されるメニューから『オブジェクトの属性(R)』を選択します。 |
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16. | 上記の操作をすると画面は、次のようになります。 |
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17. | コマンドボタンと書かれているタブをクリックしてみましょう。画面は次のように変わります。 |
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18. | 標題(T)と書かれているところの枠内に『終了』という文字を入力して下さい。 |
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19. | 上の画面から『機能名』と書かれている枠内一番上の『なし』と書かれている右端の『・・・』ボタンを押します。 すると、画面は下の用になるので、『ファイル』・『閉じる』を選択して『OK』ボタンを押して下さい。 |
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20. | 画面は以下のように、機能名・1の枠内に『閉じる』という機能が入ります。 |
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設定終了後、『閉じる(×)』ボタンを押すと、一番最初のフォーム設定画面に戻ります。 右の方のボタンを見ると、ボタン上に『閉じる』という説明用の文字が表示されるようになりました。 この画面からは分かりませんが、フォームを用いてデータを表示している場合、この『閉じる』ボタンを押すと最新のデータを保存後、フォームを閉じます。 後で確認してみてください。 |
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21. | 上の画面で『閉じる(X)』ボタンを押して設定を終わりにします。もし、定義内容が未保存の場合、または、一度定義した後で再修正した場合などは、次のようなダイアログが表示され定義内容の保存をするかどうかの確認を求めてきます。 保存する必要がある場合には、『はい(Y)』を選んで下さい。 当然、不要の場合は『いいえ(N)』、再度定義画面に戻りたいときには『キャンセル』を押しましょう。 |
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22. | 定義したデータがきちんと保存されていれば、作成したフォームファイル(表示訂正用.wfm)が表示されます。 |
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