画像等を貼り付ける上での一般的注意事項
『Webページ上に画像を貼り付ける場合』や『Webページの背景に画像を指定する場合』、『音声データを貼り付ける場合』には、以下の操作(『背景画像の選択』や『ページ内への画像の貼り付け』、『音声データの貼り付け』など)をする前に、必ず次の5点について確認してから行って下さい。
この注意事項は、本校における情報の授業を想定して記載しましたので、学外からの一般の方の利用に関しては一部そぐわないこともあるかと思いますので、適宜読みかえて下さい。
<<守らないと後悔をする注意事項>>
1.
現在作成しているWebページデータ(HTMLファイル)を必ず、まず最初に一度保存すること
これは、使用する『画像データ』や『音声データ』などが現在作成しているWebページの位置からみてどこに存在するかを記述するために必要になります。
私のいっている意味がよく分かる生徒は、失敗しても『HTML』の記述を直して問題を解決できるでしょうが、意味がよく分からない場合も、必ずいわれたとおりに実行すること。
現在の教育では『自分で意味をよく考えて納得の上で行動すること』というのが一般的な考え方ですが、『今は分からなくても、教えられた通りに実行した方が勉強でもスポーツでも、芸事でもはるかに伸びる』という考え方もあり、師匠(ここでは敢えて『教師』ではなく『師匠』と書きました)の教えを素直に吸収した方が成果が上がるということもあることを理解しましょう。
教師が『これをした方が後々都合がいいよ』と指導しても、教師のいっていることが理解できない場合に、『私は私の方法で行います』という生徒が何人かいます(特に反発しているという意味ではありません)。
この場合、教師はこの先にどのような『落とし穴』が待っているか知っているので指導するわけですが、『落とし穴』に落ちてから気づいて修正を開始しても、これまでの時間的ロスは計り知れないものがあるのです(授業の時間数は限られていますから、期限までに『課題』を提出するのに苦労することになります)。
2.
Webページのデータ(HTMLファイル)や画像ファイルなどのファイル名には漢字を使わず半角英数字・小文字で書くこと
また、
『.(半角のピリオド(ドット))』や『 (半角のスペース)』も使用しないこと
3.
必ず自分のUSBメモリに『images』フォルダを作成すること
本当はフォルダ名は『gazou』フォルダでも『sozai』フォルダでもよいのですが、説明を統一するために、このフォルダ名にして下さい。
4.
必要な画像ファイルは必ず自分のUSBメモリ内の『images』フォルダにコピーすること
元画像から直接貼り付けること(『直リンク』といっている人もいます)はしないようにしましょう。
後述しますが、『素材集を提供しているサイト』に直リンクすると非常に迷惑になります。
5.
背景画像や画像をページ上に貼り付ける場合には、必ず自分のUSBメモリの『images』フォルダ内のファイルを選択すること
これもきちんと実行しないと『直リンク』になる場合があります。
Webページのデータ(HTMLファイル)と画像や音声データなどは同一の媒体(つまり、自分の『USBメモリ』)上に保存すること。
上記5点の内容を行ってから画像等の貼り付けを行わないと、次のような不都合を生じます。
後から修正するのは無駄ですから、必ず指示に従って下さい。
<<考えられる不都合・迷惑>>
A.
画像データをサーバにアップロードしてもHTMLファイルの中に書かれている画像ファイル(実際に参照する画像ファイル)の位置が他の媒体上(自分パソコンのハードディスク【ローカルディスク(C)】やUSBメモリ)になり画像が表示されなくなります。
これは特に、上記注意事項の『1.作成中のWebページデータを最初に保存』を守らないと起こります。
HTMLのタグを理解していれば、この意味が分かると思いますが、『FrontPage』などのホームページ作成機能のみでWebページを作る場合には、特に『1.』の注意事項を守ることは重要です。
B.
サーバを動かしているOSは『Windows』だけではなく、『Unix(Linux)』が利用されていることが多いので、漢字のファイル名を利用した場合にも画像部分が表示できなかったり、Webページそのものが表示できないことも起こります。
また、半角のスペースをファイル名に使うと、ブラウザのURL欄(アドレス欄)において、ファイル名に使ったスペースがの部分が『%20』という文字列に変換されてしまい、正しいファィル名を表示しません。
『Windows』ではファイル名に関して大文字、小文字の区別はありませんが、『Unix(Linux)』では大文字と小文字を明確に区別します。
また、FTPにてアップロードするときには『大文字』を『小文字』に変えてアップロードする設定をしている場合があります(本校の設定ではこの設定、つまりサーバ上のファイル名は常に小文字になるように設定をしています)。
このように、ファイル名に『大文字』を入れると、『小文字』に変換されて当初のファイル名とは別の名前として判断され、Webページが表示できなくなることもあります。
この現象は、『2.』の注意事項を守らなかったときに起こりますから、必ず半角英数字の小文字でファイル名を記述しましょう。
C.
『1.』・『3.』・『4.』・『5.』の約束を守らないと『直リンク』ということが起こります。
『直リンク』とは作成したWebページ内の画像データの位置が自分の管理下(つまり、学校のサーバ内の自分のフォルダ)になく、好意で使わせていただいている『素材集を提供しているWebサイト』の画像データを直接読みにいく設定をしていることをいいます。
結果として『素材集を提供しているWebサイト』のサーバのアクセス数が無意味に増大し、場合によってはそのサーバに繋がりにくくなりますから、そのサーバの管理者やそのサイトを運営している方に迷惑かがかかります。
<<注意>>
生徒実習で提出された課題を外部へ公開する場合には、教員が内容を確認した後に『外部Webサーバ』にアップロードしますので、『素材集を提供しているサイト』への直リンクがあった場合には修正して迷惑のかからない状態にしますが、生徒自身でも、このこと(『直リンク』はしてはならないということ)を理解して下さい。
また、画像フィルをサーバ上の自分のフォルダにアップロードしたにも関わらず、画像ファイルの位置が自分のハードディスク(ローカルディスク(C))を指定している場合にも、見方を変えれば『直リンク』ということになります(この場合には他人に迷惑は掛かりませんが、表示したい画像が表示できなくなります)。
いずれにしても迷惑・不都合を生じますから注意が必要です。
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