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課題28:プライバシー権とパブリシティ権
同一事実を扱った新聞各社社説の読み比べ


<<高校生の課題>>

 このページでは『プライバシー権とパブリシティ権に関して』と題して、『田中真紀子長女・週刊文春記事差し止めとその取り消し』に関する問題を取り扱うことにしました(平成16年度(2004年度))。
『同一事実に対する新聞各社の社説』の読み比べをしたいと思います。

朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、日本経済新聞の『社説』と、いくつかの関連記事をB4版裏表に印刷して生徒に配付し、読み比べをすることにました。

その中から、以下の質問9に対する『反対意見』を一覧してみました(生徒が書いた原文にできるだけ近い形で公開しました。また、{}内の言葉は一部、筆者が補いました)。

9.
あなたは、この出版差し止め(東京地裁が出した『出版差し止め』のことをいい、後に東京高裁が決定の取り消しを決めたもの。つまり、プライバシーの侵害であるから出版を差し止めるという考え方)に賛成ですか、反対ですか(理由も書きなさい)。

賛成・反対  
理由:










反対派の意見
反対
プライバシー・・・この言葉は芸能界の人に対しては、全く無視されると言って等しい言葉。普通の人がそのような雑誌に載ればプライバシーの侵害だと騒ぐのは矛盾している。激しいことを言えば、親は政治家、注目される親の子供なのだから、その立場をわきまえた行動を取るべき。掲載予定の記事について抗議するなどそのような行動をとる気持ちを分からなくもないが、余計メディアの注目をあびてしまう結果になってしまったような気もする。冷静な行動や冷静な行動や考え方も、もう少しあったのでは・・・?と、もう一度考え直してしまう出版差し止めの話題だったと思う。

反対
確かにプライバシーの侵害になるような内容だし、出版差し止めにしたくなるかも知れないけれど、出版差し止めにするほどの記事ではないと思います。それに、発売予定日より前に差し止めにする命令するこういって法律上問題があると思います(検閲になってしまいそう・・・)。

反対
私はその記事を読んだ事がないし、詳しくは分からないけれど、田中真紀子氏の娘1人のために、その週の週刊文春を差し止めするってことは、他の記事もあるのだし、表現の自由を制限するのはやりすぎだと思った。で、いくら公的人間 (の娘)だからと言って、憶測を交えて、おもしろおかしく書くものではないとも思う。

反対
わざわざ出版を差し止めまでする必要はないと思う。そのプライバシーを侵害していると思うところだけ除けば済むことだと思います。

反対
内容にもよるが、この場合は田中真紀子氏の娘がかなりの不利益を被ったとは思えないので、出版差し止めまでする必要はないと思う。でも、今までのプライバシーに関する判決のように、慰謝料は取れると思う。これからの判決は事後の慰謝料の高さでこのような雑誌に対する抑制をした方が妥当だと思う。

反対
そこまでやる必要はないと思う。でも、この意見は本人じゃないから出てくる。なぜなら、本人が差し止める理由は、「自分の知らない人が自分を知っていることが恐い」からだと思う(たぶん・・・・)。これは本人にしか分からないし、本人だけの問題。皆結局忘れてしまうから気にしなくていい。逆に裁判したことによってTVに報道された、そっちの方がプライバシーの侵害 {になった}と思う。結局、裁判する必要はなかった。これが理由。

反対
文春の記事はプライバシーを侵害しており、長女がこうむる被害は回復するのが不可能なくらい重大なことだと思う。しかし、出版差し止めは今後の出版に及ぼす影響は大きい。なぜなら、これによって判例ができ、別の表現の自由が失われる危険性があるからだ。しかし、文春の主張する表現の自由は本来の意味とは違っているのではないかと思う。だから、差し止めは行き過ぎだが、表現の自由とプライバシーの保護を論議すべきだと思う。

反対
憲法第21条で定められた表現の自由を規制するからである。私の意見は日経新聞の社説と同じ意見であり、表現の自由は絶対に守るべきものと考えます。しかし、週刊誌の記事掲載の在り方には、プライバシー侵害の要素も多分にあると思います。

反対
「重大で著しく回復困難な損害を被らせる恐れ」がないと判断された、たった一つの記事のために、それ以外の記事を見ることができなくなるおかしいと思った。しかし、それ以前に、雑誌側は、もっとプライバシーについての配慮をすべきだとも思った。

反対
私は田中氏長女の記事を見ていないので、私的内容で絶対に他人に知られてはいけない事柄なのか、判断が分からなかった。しかし、表現の自由を誰か事前にチェックするのは良くないと思う。チェックする人の個人的好みが入ったり、偉い人の差し止め意見が通ったりして、正しい報道が出来なくなってしまうかもしれないから。

反対
プライバシーの侵害になるかもしれないけど、きっとこんなに大げさにテレビやニュースでやってしまえば、出版差し止めしても変わらないと思うから。

反対
プライバシーを侵害しているとは思ったけれど、そこまでひどいものではないし、プライバシーの権利よりも表現の自由の方を優先してみるべきだと私は思った。出版差し止めが簡単に出来てしまったら、都合の悪いことをうやむやにする人がでてきたり、大切な情報を知ることが出来なくなってしまうと思った。

反対
「差し止めないと重大で著しく回復できない損害を与える」とは思えなかったから。

反対
未記入

反対
よくない。

反対
プライバシーの侵害をしたのは良くないけれど、出版差し止めしてしまうと、表現の自由が全く尊重されていない気がするから。

反対
私はその文春の記事を実際に読みました。いい趣味とはいえないけれど、内容はそれ程のものではありませんでした。大日本帝国憲法が改憲されて、今の憲法になったくらいだから、表現の自由を認めるということは重要なことなのだと思う。{これを}認めず、何らかの形で制限したり{すると}、正しい情報を取り入れたり{することに支障をきたしたり}、出版物におもしろみがなくなってしまう。

反対
プライバシーが守られた一例だと思う。自分の知られたくない事や、嫌なことを記事にされたら、凄く嫌だと思う。だけど、この事件は長女が国会議員じゃないという理由だけで公共性を認めないのはおかしい。結果的に私は妥当かなと思う!!

反対
プライバシーの侵害もすごく守らなければならないと思うけれど、でも、言論・表現の自由も凄く大切です。私は申し立てなどせずに言わせておけばいいと思いました。

反対
確かにプライバシーの侵害だし、表現の自由を少し越えていたかも知れないが、高裁の言うとおり、回復困難な損害を被害者に与えるとまでは言えないと思う。

反対
「差し止めないと重大で著しく回復できない損害を与える」とは思えなかったから。プライバシーの侵害という問題もあるが、もし、この報道がなかったら国民に関心が生まれず、ここまでプライバシーという問題にはならないと思ったから。

反対
未記入

反対
もし、東京高裁が決定の取り消しをしなかったら、「表現の自由は?」という感じになってしまうから。

反対
このまま出版差し止めというものが出されなかったら、長女のプライバシーは全てなくなるかも知れないから。いくら長女は将来政治家になる可能性があったとしても、ある程度のプライバシーは持っていていいと思う。プライバシーを自主的に判断するという考えは間違った考え方をすれば、プライバシーはないという判断になってしまうので、公平な考え方だと思う。だから出版の差し止めという決断は良いものだった。田中真紀子さんの記事を読んでいて、疑問に思ったのが、どこからがプライバシーの侵害で、どこまでが侵害でないかということです。いくつかの新聞に書いてあった通り、「重大な著しい回復困難な損害を被らせるおそれがあるまでとはいえない」というのは、基準が人それぞれ違うと思います。だから、裁判官が悩んだということなので、プライバシーの侵害か、そうでないか難しい所だったと思われるので反対です。

反対
私は5社の中で、1番私の意見に近いものは”日本経済新聞”だとおもいます。社説に書いてあるように、わずか2週間で意見がかわった。”そけだけ判断に迷う難しい問題であったからだ”というのは本当にその通りだとおもいます。”プライバシーの権利”はまだ、できてからの時間も浅く、これからも様々な事件がでてくると思いますが、もう一度きちんとどのような権利かを確かめるべきだと思いました。

反対
週刊誌は有名人のプライベートを記事にして成り立っているのだから出版の差し止めは都合が良すぎると思う。それに有名人はプライベートが報道されることをある程度覚悟するべきだと思う。

反対
実際、「文春」の記事を読んだことがないので、どこまでの範囲の「プライバシーの侵害」なのかはわからないが、田中真紀子氏の長女が個人として負ったリスクははかり知れない程、大きいと思う。しかし、その記事の読者は、慎重にその事実を受け取る人は少ないのではないだろうか。もし、私だったならば、一つの「読み物」として文章を読むと思う。5社の社説にある様に取り消しは妥当だと思う。

反対
「差し止めないと重大で著しく回復できない損害を与える」とは思えなかったから。

反対
プライバシーについては、メディアが十分に考えてプライバシー保護に努めるべきである。また、今後、権力と戦うためには、表現の自由が必要だから出版差し止めという判決を簡単に出すべきではないため。

反対
田中真紀子氏長女のことに関しては反対。ものによっては賛成。いくつかの新聞にもあるように、田中真紀子氏長女に関してはプライバシーの侵害だけれど、出版の差し止めというので制限するのは行き過ぎだと思った。もっと、重要そうな(何て言えばいいのだろう・・)ことだったら差し止めも仕方ないのでは・・・・。

反対
プライバシーの侵害については、重く受け止める必要があるが、それが理由で出版を差し止めるのは反対である。出版の差し止めは表現の自由が保護されなくなってしまうし、事実上の検閲にあたるからである。プライバシーについては、メディアが十分に考えて、プライバシー保護に努めるべきである。今後、権力と戦うためには、表現の自由が必要であるから、出版差し止めという判決を簡単に出すべきではないため。

反対
プライバシーはプライバシーで{大切なことではあるが}、週刊文春は報道を仕事として行っていることだから、やっぱり、司法の判断は正しいことだと思う。

反対
出版社の方も、多少書いてよいことと書かない方がよいことの違いが分かっていると思うので、表現の自由を認めてあげてもよいと思います。

反対
地裁が認める程度なら別に取り消しにしてもいいと思うけど、長女にとってはすごい嫌なんだと思う。みんなからみれば別にということだから、取り消しは賛成。でも自分がもし、長女の立場だったら分からないです。

反対
「差し止めないと重大で著しく回復できない損害を与える」とは思えないから。プライバシーの侵害という問題もあるが、もし、この報道がなかったら国民に関心が生まれずもここまでプライバシーという問題にはならなかったと思う。

反対
プライバシーはプライバシーで{大切なことではあるが}、週刊文春は報道を仕事として行っていることだから、やっぱり、司法の判断は正しいことだと思う。

反対
未記入



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