対策第3案:
何よりもまず始めにネットワークケーブルを外してインターネットへ『ウィルス』が流れていかないように注意する。



 これは大変重要なことですが、今回の正解ではありません。
このような対処方法は非常に重要なのですが、ひとつだけ条件があります。
それは『本当にウィルスに感染した場合に限る』ということです。

実際にウィルスに感染した場合には、何よりもまず最初に(『NIC(Network Interface Card)』に接続されている『ネットワークケーブル(LANケーブルともUTPケーブルともいわれている)』を外すことが重要です。

 ウィルスに感染したパソコンはそれ自身(ウィルス自身)が、LAN上に繋がっている他のパソコンやインターネットを介して全く別の組織や個人のパソコンまでウィルスを伝播させるからです。

最近のウィルスはそのパソコン内のアドレス帳のデータ(特にマイクロソフト社の『OutlookExpress』がシェアが大きいために、『OutlookExpress』用のアドレス帳がターゲットにされている場合が多い)に基づいて『ウィルス自身』や『ウィルスに感染してしまったパソコン内の情報』なども添付メールにして送信してしまいますからできるだけ早くそれを防ぐという目的でこの対処方法は重要なのです。

しかし、今回のこのメールは『ウィルス(が添付された)メール』ではなく、『ウィルスに関する注意を促す情報が書かれたメール』です。

そのため、この情報が正しければ真っ先にネットワークケーブルを外して、このメールに書いてあるような方法でウィルスを削除する必要がありますが、このメールの内容は『デマ情報(事実に基づいた内容ではなく、全く根拠のないウソの情報)』なので『真っ先にケーブルを外す』という必要はありません。


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