今回のウィルス情報に関するメールへの対応策では『取りあえず、このウィルスら関する情報を収集する』ということが正解になります。
例えば、今回のメールに書かれている情報(対応策)に基づいて削除したファイルが重要な働きをしているものだった時には、OS(本校の場合には『
Windows2000(現在はWindows7)』)』)が動作しなくなることも考えられます。
そのため
無闇にファイルを削除することは危険です。
まず最初に、このウィルスに関する情報を集めてみましょう。
『Google』や『Yahoo』などの検索エンジンで該当のウィルス名(『jdbgmgr.exe』または『jdbbgmgr.exe』)で検索してみましょう。
多くの有用な情報が検索できましたが、ここでは次の二つのサイトを上げておきます。
http://about-threats.trendmicro.com/Search.aspx?p=JDBGMGR.EXE%20HOAX&language=jp
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd362851.aspx
リンクをたどって内容を読んでみて下さい。
(ウィルスにかかってしまって大変なことになった。アドレス帳に記録しておいた友人には真っ先に知らせてあげなければ大変なことになるという)善意で送られてきた『このメール』の内容は実際にはデマ情報だったのです。
このようなメールは『不安』や『善意』から次々に伝えられ、とぎれることを知りません。
このようなメールのことを
『チェーンメール』といいます。
『チェーンメール』は意識して誰かが止めないと、このようなメールは延々と続き、インターネット資源を無駄に使うことになります。
よく知られている『チェーンメール』の例には次の二つがあります。
【インターネット版不幸の手紙】
『この手紙を10人の人に1週間以内に送らないとあなたの身に不幸が訪れる』という内容の『不幸の手紙』というものがあります。
当然これも『デマ情報』で全く何の根拠もありません。
何となく気持ちが悪いので一生懸命に不幸の手紙を写して10人に出した人もいるかも知れませんが、そんなことをしなくても不幸なことは当然何も起こりません。
『チェーンメール』には、上記の『不幸の手紙』をインターネットを介して送るようにした『インターネット版不幸の手紙』も含まれます。
【献血のお願い】
『友人が難病に罹ってしまい、AB型でRh−(マイナス)の血液が大量に必要になります。その友人はXX病院に入院していますから献血にご協力下さい。電話番号は999−9999−9999です。たくさんの血液が必要ですから多くの人にこのメールと同じ内容を書いて送って下さい。どうか協力して下さい』といった内容のメールです。
この病院が実在のもので電話番号も正しければ、善意の第三者がたくさん電話をしてしまい、この病院の電話機能が麻痺してしまうということが考えられます(
注:このページの情報は学習用資料として作成したもので病院名や電話番号は当然架空のものです)。
これも典型的な『チェーンメール』の例で、このようなメールを他人に送ってはいけませんし、送られてきた場合には決して転送してはいけません。