*** PCの電源ON・OFFとWindowsの基礎(文大杉並版) ***

Copyright(C) 2000-05-31,2001 M . Tsukui,
Suginami Junior and Senior High School affiliated with Bunka Women's University All rights reserved.


 
パソコン教室の全景です。

左右2枚のホワイトボードを挟んで中央に設置しているのは『スマートボード』という電子ホワイトボードです。

情報科の授業だけではなく、プレゼンテーション系の授業では頻繁に使うものです。

生徒用の各OAデスク上には3台のディスプレイがあり、左右のものはそれぞれの『生徒用ディスプレイ』、中央にあるものは『中間モニタ』というお手本用のディスプレイです。
       
    <<パソコンの起動と終了方法(電源の入れ方、切り方)>>  
       
     本校のパソコンはOSとしてマイクロソフト社のMS-Windows98を利用しています。
従って、このパソコンの電源のON・OFFについてはMS-Windows98の起動と終了方法について説明します。
 
       
    [パソコン各部の名称]   
   


パソコン本体の写真です。

上段の写真はラックに入っている全体像を撮影したものです。

下段の写真はそれをアップにしたものです。

各部分の名称を覚えて下さい(メーカー・機種によってボタンの位置等は異なりますので、各自のマニュアルで確認して下さい)。

五大装置では『演算装置』・『制御装置』・『(主)記憶装置』にあたります。

パソコン本体に内蔵されている『ハードディスク』や写真の解説にもある『フロッピーディスクドライブ』・『CD−ROMドライブ』などは特に『補助記憶装置』と呼ばれています。

今回のパソコン教室更新に伴ってメモリ−カードリーダーライターを生徒各自のパソコン本体上部に設置しました。

ディジタルカメラや携帯電話などについている『SDカード』、『xDカード』、『スマートメディア』、『マルチメディアカード』、『メモリースティック』など11種類のメモリーカードを読み書きできます。

現在、本校では『利用のしやすさ』や『十分な記憶容量を持っていること』、『比較的安価に購入できること』などから標準の記憶媒体としてMOを使っています。

家庭にMOドライブがない場合など、このメモリーカードリーダーライターやUSBメモリーを利用して家庭で作業するときの媒体変換に利用して構いません(利用規程の範囲内を遵守)。
ディスプレイです。

本校では15インチの液晶ディスプレイを用いていますが、15インチや17インチのCRTディスプレイもあります。

五大装置の分類では『出力装置』にあたります。
キーボードです。これは最も一般的な109キー日本語キーボードです。

キーボードから電源を入れたり、スタンバイ状態にしたり、その状態から復帰したりするボタンを持った112キー日本語キーボードなどもあります。

また、インターネットへの接続やメールの読み込み等をキーボード上から行えるようにしたものまで色々なものがあります。

五大装置の分類では『入力装置』にあたります。
   


スクロールボタン付きマウスです。
上段のものは今回のパソコン教室更新で新しく購入したもので
光学式のマウスです。

自ら発した光を受光部で受けてマウスの移動位置を認識するタイプです。
従来品のポール式マウスと異なり、ホコリなどの影響を受けにくくなっています。

下段のものは従来使っていたもので、マイクロソフト・インテリジェントマウスといいます。

どちらのマウスも中央のスクロールボタンをグリグリ回すと画面がスクロールでき便利です。

スクロールボタンのない、2ボタンタイプのものも一般的に使われています。

五大装置の分類では『入力装置』にあたります。




スキャナです。
上の写真は装置全景です。
下の写真のように原稿カバーを上げて、取り込みたい写真や文書などをコピーのように原稿台(ガラスの部分)に置いて使用します。

五大装置の分類では『入力装置』にあたります。


プリンタです。
上の写真はレーザプリンタといい、高速に印字できます。
今回のパソコン教室更新に伴ってカラーレーザプリンタが入ったものです。

また、下の写真はインクジェットプリンタといい、カラー写真等の画像データの印刷に向いています(写真は以前あったもの)。

五大装置の分類では『出力装置』にあたります。
 
 
       
    [パソコンの起動方法]  
       
  1. パソコンを起動させるには本体正面の上のボタンを押します。  
       
    本校のパソコン本体の中央付近にはボタンが2つついています。上のボタンには丸い出っ張り(ポッチ)があり、下のものにはありません(メーカー・機種によってボタンの位置は異なりますので、各自のマニュアルで確認して下さい)。

上記、パソコン各部の名称欄の写真も参考にして下さい。
 
   
上のボタン 電源スイッチ(電源を入れるときにはこれを押します。)
下のボタン リセットスイッチ(基本的にはこのスイッチは押さないこと。無闇にこのボタンを押すと、場合によってはパソコンが壊れてしまうことがあります。
パソコンがハングアップしてどうにもならない時のみ利用します。)

 
       
  2.  次の『ネットワークパスワードの入力』というダイアログで、指定された方法でパスワード入力後、マウスをクリックして『OK』ボタンを押すか、キーボードの『ENTER』キー(中央右よりの大きなキーで曲がった矢印が印字されています)を押して下さい。

 
 
       
  3. 画面が何度が変わって、最終的には下の画面のようになります。
これでネットワークに入れたことになります。

ネットワークに接続すること(ネットワークに入ること)を『ログオン(ログイン)』、ネットワークから接続を切ること(ネットワークから出ること)を『ログオフ(ログアウト)』といいます。

正しい操作をして、ネットワークに『ログオン』しないと、サーバ上の共有フォルダの利用はもとより、プリンタも使えないのでこの操作はきちんとできるようにしましょう。

 
       
   
[パソコン(Windows98)の終了方法]・・・・ TVのように気軽にスイッチを切ってはいけません。
 
       
  1.  Windows98を終了させるには画面左下の『スタート』ボタンをマウスでクリックします。



マウスの操作について  
クリック(シングルクリック)  マウスの左ボタンを『カチッ』と1回押すこと。
右クリック マウスの右ボタンを『カチッ』と1回押すこと。
ダブルクリック マウスの左ボタンを『カチ、カチッ』と2回押すこと。
ドラッグ マウスの左ボタンを押しながらマウスを動かすこと。

 

 
  2.  1.の操作をすると、下の図のようなスタートメニューが画面上に表示されるので、Windows98の終了を選択します。


 
 
       
  3.  画面が更に変わります。次の画面から、電源を切れる状態にする(S)を選択して、[OK]ボタンを押します。


 
  4. 自動的に画面が消え、パソコン本体の電源も消えます(新たにスイッチを切る必要はありません)。

よくある失敗に、『ディスプレイの電源スイッチを切ってしまう』というものがあります。

設定の仕方(電源ケーブルの接続方法)によって変わるので、他の施設のパソコンはわかりませんが、本校の場合にはディスプレイの電源を切る必要はありません。
 
       
    <<漢字入力の方法(IMEのON・OFF)>>   
    パソコンを利用して日本語を入力する場合にはIME(Input Method Editor)とよばれる機能を利用します。 

本校にはジャストシステムの一太郎というワープロソフトについている『ATOK』というものと、マイクロソフト社の『MS−IME』というIMEが利用できるようになっています(標準ではATOKが利用できるようになっています)。

これは、まだ漢字入力ができない状態(OFF)のときの画面(ATOKパレット)です。この画面の左側のLEDは点灯していません。



 漢字入力(IME)をONにするには[Alt]キーを押しながら[半角/全角]キーを押します。  

漢字が入力できる状態にあるときには、次のような表示になります(ATOKパレット左上のLEDが光っています)。



この操作はトグル構造(スイッチのよう)になっているので、もう一度同じ操作をすると(漢字は打てなくなって)半角文字が打てるようになります。

<<参考>> 漢字入力のON・OFF
DOS/V機の場合 [Alt]キーを押しながら[半角/全角]キー
NEC PC−98シリーズの場合 [CTRL]キーを押しながら[XFER]キー

<<参考>>カタカナ・アルファベットなどの入力について
ファアンクションキーの種類 ATOKでの機能
F6キー ひらがな変換 入力中の語句などをひらがなに変換します。
F7キー 全角カタカナ変換 入力中の語句などをカタカナに変換します。辞書中にないカタカナ語を入力するときに便利です。
『きめらまいしん』と入力して『キメラマイシン』という薬品名を書きたいときに変換しても希望通りに変換できない場合に利用します。
押した回数により右端からひらがなになります。やってみて下さい。
F8キー 半角変換 入力中の語句などを半角文字に変換します。
F9キー 全角英字変換 ローマ字漢字入力で『TOMATO』と入力したい場合、入力中に『とまと』と表示されます。このような場合に『F9』キーを押すと押した回数により,『tomato』、『TOMATO』、『Tomato』と表示し、入力したい文字が表示されているところで『Enter』キーを押して確定します。
F10キー 半角英字変換 ローマ字漢字入力で半角の『TOMATO』と入力したい場合、入力中に『とまと』と表示されます。このような場合に『F10』キーを押すと押した回数により,『tomato』、『TOMATO』、『Tomato』と表示し、入力したい文字が表示されているところで『Enter』キーを押して確定します。
 
       
    <<ローマ字入力カナ対応表>>   
       
   
みゃ みぃ みゅ みゅ みょ
A I U E O MYA MYI MYU MYE MYO
LA , XA LI , XI LU , XU LE , XE LO , XO YA YI YU YE YO
KA KI KU KE KO LYA
XYA
LYI
XYI
LYU
XYU
LYE
XYE
LYO
XYO
きゃ きぃ きゅ きぇ きょ
KYA KYI KYU KYE KYO RA RI RU RE RO
くぁ         りゃ りぃ りゅ りぇ りぉ
KWA         RYA RYI RYU RYE RYO
うぃ うぇ うぉ
SA SI SHI SU SE SO   WA WI WU WE WO
しゃ しぃ しゅ しぇ しょ        
SYA
SHA
SYI
SYU
SHU
SYE
SHE
SYO
SHO
NN        
TA
TI
CHI
TU
TSU
TE
TO
GA GI GU GE GO
ちゃ ちぃ ちゅ ちぇ ちょ ぎゃ ぎぃ ぎゅ ぎぇ ぎょ
TYA
CYA
CHA
TYI
CYI
 −
TYU
CYU
CHU
TYE
CYE
CHE
TYO
CYO
CHO
GYA GYI GYU GYE GYO
LTU
XTU
子音を二つ続けてもよい
『かった』→KATTA
ZA
ZI
JI
ZU
ZE
ZO
つぁ つぃ つぇ つぉ じゃ じぃ じゅ じぇ じょ
TSA TSI TSE TSO JA
JYA
ZYA

JYI
ZYI
JU
JYU
ZYU
JE
JYE
ZYE
JO
JYO
ZYO
てゃ てぃ てゅ てぇ てょ
THA THI THU THE THO DA DI DU DE DO
とぅ ぢゃ ぢぃ ぢゅ ぢぇ ぢぉ
TWU DYA DYI DYU DYE DYO
でゃ でぃ でゅ でぇ でょ
NA NI NU NE NO DHA DHI DHU DHE DHO
にゃ にぃ にゅ にぇ にぉ どぅ
NYA NYI NYU NYE NYO DWU
HA
HI
HU
FU
HE
HO
BA BI BU BE BO
ひゃ ひぃ ひゅ ひぇ ひょ びゃ びぃ びゅ びぇ びょ
HYA HYI HYU HYE HYO BYA BYI BYU BYE BYO
ふぁ ふぃ ふぇ ふぉ
FA FI FE FO PA PI PU PE PO
ふゃ ふぃ ふゅ ふぇ ふょ ぴゃ ぴぃ ぴゅ ぴぇ ぴょ
FYA FYI FYU FYE FYO PYA PYI PYU PYE PYO
う゛ う゛ぁ う゛ぃ う゛ぅ う゛ぇ う゛ぉ
MA MI MU ME MO VA VI VU VE VO
 
 
       
  1.  デスクトップ上のマイコンピュータのアイコン()をダブルクリックします。   
       
  2. 次のように、ドライブを表示するアイコン一覧が表示されるので必要なドライブを選択します。



ここでは、Cドライブにある『medias』というフォルダをAドライブにコピーするものとして説明をします。

上の画面でCドライブのアイコンをダブルクリックすると、画面は次のように変わります。




この画面を表示した後で、もう一回マイコンピュータをダブルクリックして、それぞれのドライブが一覧表示される画面にします。

ここで、上の画面上の『medias』というフォルダの上にマウスポインタを移動後、右ボタンを押しながらドラッグします。下の画面はドラッグしている途中の様子です。



別に開いていたドライブを一覧表示する画面上のAドライブ(3.5インチFD)上までドラッグし、この状態で右ボタンを押していた指を離します(ドラッグ・アンド・ドロップという操作です)。



右ボタンを押していた指をこの状態で離すと、画面に次のようなメニューが表示されます。



今回は、ここにコピーするという想定なので、『ここにコピー(C)』というコマンドを選択します(説明の都合上、『medias』というフォルダをコピーする想定としたが、順次別のフォルダまたはファィルとして読みかえて下さい)。

ここに移動させたい場合には、当然、『ここに移動(M)』というコマンドを選択します。

ショートカットとは、データやプログラムなどファイルの実体(本体)ではないけれど、ファイルの存在している場所を指し示しているファィルです。

ショートカットのアイコンをダブルクリックすると、そのショートカットが指し示すファイルをダブルクリックしたのと同じ働きをします。

フロッピーディスク上にショートカットを作る意味はあまりありませんが、このメニューから『ショートカットをここに作成(S)』というコマンドを選択すれば、ここにショートカットを作ることができます。 
 
       
  3. 画面上ファイルがコピーするアニメーションが表示され、処理終了後表示が消えます。    
       
   
<<参考>>
A. 該当するドライブをダブルクリックすると、そのドライブに保存されているファイル一覧が表示されるので、コピーや移動、削除などをしたいファイルを選択します。
[CTRL]キーを押しながら、ファィルをクリックして選ぶと、一回の操作で複数選択できます。
B. 別法といて、ファィルを選択後、マイコンピュータ上部の『コピー』・『切り取り』・『貼り付け』・『削除』の各ボタンを利用するという方法もあります。
C. また、ドラッグ前、つまりファイルやフォルダを選択した直後に右クリックすると次のようなメニューが表示されますので、これを用いてファィルやフォルダの削除もできます(もちろん、『切り取り』・『コピー』等も可能です)。


 

<<課題>> 複数のファィルの選択について、その選択の様子を確認しなさい。
1. 上記のように[CTRL]キーを押しながら、いくつかのファイルのアイコンを順々にクリックしたらどうなりますか。
2. 今度は、あるファイルアイコンをクリック後、別のファイルアイコンを[SHIFT]キーを押しながらクリックしたらどうなりますか。
 
       
  4. しばらくするとコピーが終了します。  
       
    <<フロッピーディスクの初期化(フォーマット)>>    
   
フロッピーディスクを利用するためには初期化(フォーマット、イニシャライズともいう)をしなければなりません。

初期化処理とは、各機種毎に決められているデータのおかれる場所を決める操作で、フロッピーディスク等にデータが書き込みできるようにする操作です。

たとえば、本棚を買ってきたときには、A4の本はこの辺に置こうとか、B5の本はここに置こうと考えて、まず最初に棚の位置を決めますが、簡単にいってしまえばこのようなものです。

もう少し詳しく知りたい生徒は『トラック数』、『セクタ数』、『セクタ長』、『FAT(File Allocation Table)』などをキーワードとして調べてみましょう。ここではこの程度にとどめておきたいと思います。

最近の市販品では、DOS/V機用には『DOS/V用フォーマット済み』とか、NEC PC−98シリーズ用には『NEC PC−98シリーズ用フォーマット済み』、Mac用ならば『Mac用フォーマット済み』というように、あらかじめ、それぞれの機種ですぐ利用できるようにフォーマット済みのものが販売されています。

これらの製品を用いれば、ここで説明する初期化処理をしなくてもフロッピーディスクをすぐに利用できます。

しかし、何度も使用したフロッピーディスクのデータが不要になり、そのフロッピーディスクを新しくして(つまり、データが全く書かれていない状態にして)、再利用できるようにするためには『初期化処理』をしなければなりません。

また、初期化されていないフロッピーディスクを購入した場合には、自分で『初期化』しなければなりません。

初期化をする場合には、次のように操作をします。
 
 
  1. デスクトップ上のマイコンピュータをクリックします。

 
 
       
  2. 新しいフロッピーディスクを入れ、3.5インチFDと書かれたアイコンを右クリックするとメニューが表示されますが、その中から、フォーマットを選択します。


 
       
  3. 標準では容量1.44MB、通常のフォーマット、結果レポートの表示(これはチェックがあってもなくてもよい)の設定になっていますが、そのまま[OK]ボタンを押します。

    
 
       
  4. 数分でフォーマット(初期化)が終了しますので、メッセージを表示するので確認後、上記画面で[閉じる(C)]ボタンを押します。 
  
 
       
    前のページへ   
    教員・生徒制作ページへ